『走れ、下僕!』連載完結記念
こんにちは。ブログではお久しぶりです。
本日は、DigNovel様にて連載(という名前のエブリスタからの移行)
を行っていました『走れ、下僕!』完結記念のブログです。
『走れ、下僕!』ができるまでの思い出と、
それらに関わる裏話でも語って行こうかと思います。
人生の起点にもなった作品でもありますので、
語る内容は多くなるかもですが、
よろしくお願い致します!!
【思い出話の前のご報告】
さて、昨日(2018/3/1)にてDigNovel版『走れ、下僕!』の
連載が完結したわけですが、
その前にご報告が一つ。
すでにTwitter等でも言いましたが、
なんと、元々投稿していた先であるエブリスタ様の特集にて、
この『走れ、下僕!』を紹介して頂いちゃいました!
編集部様からの直々のコメントつきでの紹介なので
とても嬉しいです!
もしご興味ある方がいましたら、下記のリンクから飛んでくださると
幸いです!
エブリスタ編集部の皆さま、選んでくださり、ありがとうございました!
【『走れ、下僕!』裏話~一人の下僕が、一人のインディーズ物書きを救うまで~】
実はこの『走れ、下僕!』は
私が学生の頃、学祭に出す作品として書いたものを手直しした作品だったりします。
当時の文字数、5千字!!!!(5千字以内で書く決まりでした)
登場人物、メインの二人のみ!!!!
(モブの不良はいましたが、おおかみパイセンはいませんでした)
……実を言うと、私はこの頃、
登場人物を二人以上(モブはのぞき)にして話を書くことができませんでした。
その為、元の原稿には、浅野と一陣、この二人しかいませんでした。
鷹田さんも、山賊くんも、皆いなかった。
というか、五千字で二人以上の大御所ストーリーとかやれっか!
ってのも本音でした。収集つかんわ!!!!
ただ、ストーリーは気に入っていたのです。
実をいうと、『タイムリミットパラドックス』の方が先に書き上げた作品なのですが、
(これを前提にお聞きください)この頃、私は板挟みといいますか、
一つの悩みの境地にいました。
それが、「お前にコメディは無理」というその一言。
私は文字を書くことを専門にした学校を卒業した身なのですが、
その頃に言われたのがこの一言。
「お前にコメディは無理」
実は、私は本当はコメディやギャグが書きたい人間だったのです!
でも! なぜか上手く行くのはシリアスな話ばかり!
校内でも、
実績(当時学内のコンテストにて何度か上位を入賞させて頂いていたのです)
をとるのは、いつだってシリアスな話ばかり! ついには「無理」の一言!
でも、来年もとるよね? みたいな空気を出す学校側!
どうしろと! いや、賞は欲しいけど!
欲しいけど、でも私、本当はもっと違うの書きたいの!!!!
そうこうして色々してる内に学校を卒業。
けど、つのったフラストレーションはどうすることもできず、
さらにはスランプまで陥り、
最終的に全力鬱になり、
真理の扉一歩手前まで行くという、
今の自分からすると、いやいやちょっと待って、真理の扉開けちゃダメ、
帰って来れなくなる、手足奪われるところか体全部持ってかれるから!!!!
お前の体もってかれても魂を鎧につなぎとめてくれる兄貴はいねぇから!!!!
ってその肩つかみたくなるレベルまでいきました。
しかし、改めてネットで活動を行うと決めた際、
もう全てやめにしようと思ったのです。
賞は欲しいけど気にするの辞めよう、
シリアスの方が向いてるのはわかってるけど、もう書くの辞めよう、
学校とかどうでもいいわ、評価とかクソくらえ、ファ○キ○ン。世の中キャベツ。
そうこうしている時に、ふと思い出したのが、
この『走れ、下僕!』でした。
これは私が学生中に書いた作品の中で、
唯一心の底から『大好き』という意味で心に残っていた作品でした。
と言っても、最初の頃はこんなコメディ寄りではなく、
もっとシリアス寄りで、
キャラにもここまで個性はなく(浅野なんかただの駄々っ子だった)、
一陣くんの悩みを大きく描いたストーリーとなっていました。
でもこれは好きだ、これは改造の余地がある、
もっとコメディにしよう、
もっとやりたいことをやろう、
自由にやったれ、やってまえ! もう私は自由だ!
と、いうわけで、人目も気にせず、
そんな書き方じゃ売れないし、プロにもなれない、と言われた学生の頃も総無視し、
自身が思う王道だけを詰め込んだコメディ小説、
『走れ、下僕!』が完成致しましたのでございます。
今読み返すと、初めてキャラに濃い個性をつけたこともあり、
ガタガタだなおい(ゲンドウポーズ)、となる点も多い作品ですが、
でもこれはこれで気に入ってます。
なにより、私でもコメディがいける、と判明しました。
これはものすごく大きいですし、ものすごく嬉しいです。
この秋、公開予定の新作も、コメディよりではございますが、
多分きっと、この『走れ、下僕!』がなくしては
それを描こうとする自信は生まれなかったと思います。
おかげで、日本のYA文学が一番自分がハマっていたジャンルだったと、
書いてる途中で思い出すこともできましたし、
初心忘るべからず、ですね。
これからも、下僕くんをみならって、突っ走って自由に作品を書いていきたいです!
もちろん、公募は諦めたくないでのしますが。
(賞金手に入れて、暖房器具買って、
ぬくぬくしながらインディーズバンドの毎年恒例生放送ライブを
眺める極楽天国な冬を過ごすんだい!!
それが僕の夢!!!!)
そんな感じで、裏話終了です。
長々とお付き合いくださり、ありがとうございます。
また、どこかで。
【オマケ】
ちなみに、『走れ、下僕!』のストーリーを思いついたきっかけは、
ボカロP である『ねじ式(火曜日P)』さんの『ズッ友リベンジャーズ』という曲
だったりします。
どちゃんクソいかすボカロックなので、ボカロ大丈夫な方はぜひに聴いてみて下さい!
では!!
【IA】ズッ友リベンジャーズ【オリジナル】 HD高音質Full/【IA】BFF Revengers【original】 - YouTube