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自称、インディーズYA文学作家『勝哉』&『エイミカ。』のブログです。

~第二回、各キャラにまつわる、裏ストーリー公開会~

 

 from tale begins!!~ロックの神様は、間違えない~をご覧になって下さってる皆様、まだの皆様、または私のTwitterを見て下さってるフォロワーの皆様、こんにちは。勝哉です。

 

 前回から奇跡的に続いた、企画、各キャラにまつわる、裏ストーリー公開会の第二回目です(やべぇ、マジで続けた)。


 今回は、前回も言っていましたように、あの頭オレンジ野郎のお話です。

 

from tale begins!!~バンド随一のパリピキャラ、Dr~
『斎藤翔輝(さいとうしょうき)』キャラ設定公開&裏話


 オレンジヘッドドラマー野郎こと、斎藤さんのお話('ω')
 斎藤さん、実年齢は私より下なんですが、『斎藤さん』と呼ぶのがなぜか癖になってしまってるので、このブログ内でも『斎藤』さんと呼ぶ事にします。

 

 そして、こちらがその斎藤さんの初期メモ画像です。

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  一部、今後の展開的にネタバレになる設定が入ってたので、そこだけ消させて頂きました(黄色い枠の部分です)。
 初期段階でここまで考えてんたんだっけ⁉ と焦りながら消しました。過去の私、恐るべし……汗

 

 最初からパリピ系大学生にする事は決めてました。
 髪型をあんな風にする予定はなかったのだけど……(なぜか、気づいた時には、あぁなっていた)。

 from tale begins内、唯一と言ってもいい程に、明るさ担当キャラの斎藤さん。
 個人的なハコライブで色んなバンドを見て来た結果の印象なのですが、彼らって、根が暗くて高島くんみたいに前髪で顔を隠してるレベルの人もいれば、その逆にすげぇチャラッとした雰囲気してめっちゃはっちゃけてる人もいたりで、意外と十人十色な人種の世界なんですよね。
 渋谷のライブハウスとか怖くて無理、とか、なんかバンドをあまり聴かない感じの人には言われたりしますが、実際ライブハウス行くと、スーツ姿の仕事終わりと思われるおじさんが開始寸前に慌ててライブに来たり、親子かな? って感じのおば様と中学生ぐらいと思われる女の子が会話してたり、若々しい学生さん達もいたり、お客さん自体も十人十色で、なんだかんだ『○○だから○○』って感じの印象とは違う、結構ばらんばらんな世界なんですよ。

 

 と、そんなわけで、斎藤さんはそんな十人十色の感じの空気をfrom tale beginsに詰め込むべく、配置したようなキャラです。
 まぁ、他二人が、ツンデレ系美少年とマイペースめんどくさがり野郎ですからね。明るさを持ってくるには彼に頑張って貰うしかない。

 
 そんな斎藤さんの見た目の見本は、実は結構ハイキューから取ってきています。


 髪型は、『天童覚』。
 天童って言われて、あぁって納得する方がいるかもしれませんが、画像をお借りして貼らせて頂くとこんな感じのキャラです。

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 色がオレンジなのは、単純にたまたまなのですが、よく考えればハイキューにもオレンジの髪キャラいました。
 主人公の『日向翔陽』。全然意図してなかったけど、気が付けばここもハイキューだった。

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 顔は、我らがハイキューファンのスガエルこと、『菅原考支』が見本です。
 まいるど~、に、さわやか~な、まるで近所の優しいお兄さ~ん、みたいな、そんな彼の顔立ちをモデルといたしました。

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 絵師さんに描いて頂いたCDの彼、本当に、まいるど~に(以下略)な顔だちになってますので、一度ぜひ、イベントに来て下さった上で、そのお顔を確認してくだせぇ。

 CDが完売するまで、ネットでは顔をあげない予定ですので(。-`ω-) 

 誰かが貰いに来てくれなかったら一生このまんま……(ちなみに、現状仮予定ですが、二月ティアに委託で置かせて頂く予定があります!)

 

 続いて、斎藤さんがドラムになった裏話。

 斎藤さんの担当パートを決めるのは、実のところ、他二人と比べると、もの凄くすんなりと決まった事だったりします。


 from tale beginsの中で一番年上、他二人にはないムードメーカーの役――、と、ある意味、うちのバンドを支えてくれるような支柱的役割を持っているキャラクター。
 多分、彼は誰よりも目立ちたがりであると同時に、故に誰よりも自分がいるこのバンドを目立たせたいと思う人だし、その為の支えをしてくれるキャラだと思ったのです。


 私個人のイメージですが、ドラムって、他のどのパートよりもテンポ命なパートな気がするんです。私がマーチングをしていた時も(勝哉はマーチングバンド経験者です。行進の方ではなく、ぐにゃぐにゃ形を変えて動く方をやってました)、テンポの師事を出すのはメジャー(指揮者)でしたが、そのメジャーが見えない位置にいる時はドラムパートを聴いてやれ、と散々言われてきました。

 

 その為、曲のゆるぎない支柱を作り上げるのは、多分ドラムなのだろうな、と。じゃあ、年下で、まだ自分達の音楽性やら取り巻く環境に暴走する事の方が多い年下組にドラムをやらせるよりは、一番年上で、はっちゃけてるけど大人にもなれるであろう年の彼にやらせるべきかな、と。

 

 ちなみに、そんな斎藤さんのドラム演奏の見本は、二人います。

 

 一人は、クラムボンの『伊藤大助』さん。
 ウィキペによれば『ジャズ・ドラマーのような技巧派』なドラマーさん。私個人の印象としては、なんて優しくて柔らかな音を出す方なんだろう、というもの。初めてクラムボンの楽曲を聴いたのは、アニメしろくまカフェのOPでの事だったのですが、最初、女性の方が叩いてるのかと思ってしまいました苦笑(ボーカルさんが女の方だったので、ガールズバンドかな? とも思っちゃいました。すみません)


 他の楽曲のMVを拝見して、初めて男の方だったと知りました。男の人のドラムって、力強く荒々しい音のイメージが凄く強かったので、もう本当、びっくりました。斎藤さんの演奏で出る音は、伊藤さんのような技巧派的音をイメージしてます。


 そんな伊藤さんの叩き方はこちらのMV内で見てとれることができます。
 勝哉がクラムボンの中で一番好きな曲だったりします。よろしかったらぜひに。

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 もう一人は、PENGUIN RESEARCHの『新保恵大』さん。
 またPENGUINRESEARCHかよ! ってツッコミはなしで! いやだって本当、もう、理想のバンドすぎるんだもん! 僕、めっちゃペンリサ大好き! すっきゃねん!!!!!!

 

 新保さんは、大味な叩き方というか、腕の振りをよくしているような印象なんですよね。でも、音は本当凄く、洗礼されてるというか、もう細かいところまできちんと刻み込まれてて、素人耳で言うのもなんですが、あ~~~~~~~めっちゃ上手い人のそれだ~~~~~~~~~ってなるんですよ(語彙力の低さよ)。腕の振り方、よくスティックを回してるだとかの叩き方の癖は、新保さんイメージで脳内におります。


 ひとまず、動画は先の高島くんのそれとは違うのをあげておきますね。
 金髪が見えたら、それが新保さんです。一応、これも叩いてるところがあるMVなので!

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 さて、この回をやる上で忘れちゃならないのが、各キャラのイメージソングの紹介。

 斎藤さんのイメージソングはこちら!

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 こちら、ライブ音源となっている為、実際のCDやアニメで使用された時のそれとバックの音は違いますが、公式です!

 大石昌良さんの『君じゃなきゃダメみたい』。アニメ月刊少女野崎くんのOPソングです。

 大石さん自身は、この名義の場合はご自分で歌う方なのですが、カタカナの『オーイシマサヨシ』名義で、曲提供をなさってる事も多く、案外様々なところいいたりする方です。

 一番有名なのは、昨年の『ようこそジャパリパークへ!』ですかね。ケモノフレンズのOP。他にも、A3やリゼロなんかにも曲提供なさってたりしますよ~。歌い手のりぶさんへの楽曲提供もなさってますね!

 

 斎藤さんのはっちゃけ具合、テンションは、実は大石さんの明るい曲調をものすごく見本にして制作してたりします。

 

『こんなセリフ 柄じゃないけど

 どんなに恰好つけたって始りゃしない

 君じゃなきゃダメみたい』

 

 斎藤さんは多分、かっこいいことは好きで、かっこつける事は好きなタイプの人ですが、でも同時に、かっこつけるだけじゃ意味がない、かっこつけて失敗するのも大いにあり! って笑顔で言えちゃうタイプの人なんですよね。

 そんな、どこか残念なイケメン感と、彼だからこそのはっちゃけ感をイメージするのに、この楽曲が一番似合うなって、この歌詞が最高にイメージしやすいな、と思ったのが理由だったりします。

 

 ちなみにな秘密。

 斎藤さん、原稿のほぼほぼ半ばまで、下の名前が決まらなかった裏話があります。

最初は『葵』? だったかな。なんとなくでつけたのですが、しっくりこず、没。
 その後、『翔太』という名前が、名字の斎藤とゴロが良い感じに合うなと思って使っていたのですが、でも、こんな平凡な名前(全国の翔太さん、ごめんなさい)で収まる枠じゃあないんだよなぁ、斎藤さん……って思い、これも仮案なだけで、決定案には至らず……。


 最終的にこれだ、と思った字が『輝』でした。

 

 一応これ単体でも、『テル』って読む名前があるのですが、でもそれ、私が過去読んでたとある青年漫画のキャラの名前なんですよね……。しかも主人公で、めっちゃキャラ濃くって忘れられないしで、この名前使うのなんかなぁって感じで……。あと、『斎藤輝』って、字は綺麗なんだけど、なんか綺麗すぎて、斎藤さんのキャラじゃあないんだよなぁ……、と。

 じゃあ、ゴロがいいと感じた『翔太』ってのと、混ぜ合わせちゃえばいいじゃね!?

 と悩んだ結果、そんな境地に至りました。
 そして最終的に生まれた名前が、『翔輝』なのです!

 

 『翔ける輝き』と書いて、『翔輝』とか、ちょっとかっこよすぎる気もするけど、目立ちたがりな彼にはちょうどいいかなって感じです。

 

【以上!】

 以上が、斎藤さん誕生にまつわる裏話です!

 

 名前の件は本当に悩まされましたね……。
 かつてここまで名前で迷った事があっただろうか……って、本気で思いました(勝哉は基本的に、名前を勘でつけるタイプです)。

 

 ちなみにの裏話で、高島くんの回でつけるのを忘れた裏話が一つ。

 

 実はこの『from tale begins』は元々、角川ビーンズ文庫の大賞に応募した作品で、つまり一応少女向けに作られた作品です。

 

 私がやりたいのはYA文学であって、少女向けのキラッキラした恋愛やドロッドロとした恋愛などは書けないのですが、数少ない少女向け学園・青春ものも全面的にやっていて、なおかつボカロ小説を出しているビーンズさんでなら、と思い、この作品はちょっとだけ少女向けに寄せながら作っていたりします(各投稿サイトに書いたように、二次選考でおちたんですけどね! でも、初めてで二次まで行けたってことはまだ希望が……、と勝手に思ってます)。

 

 まぁ、その為、少女向け小説の要素がいくつか盛り込まれてまして、その要素の一つがfrom tale beginsのキャラだったりします。

 

 これって、乙女ゲームや最近のソシャゲでよくある、男の子ばっかのグループ、学園とかに、女の子がぽいっと一人放り込まれる(言い方)現状に似てるんですよね。
 つまり、from tale beginsの皆は、乙女ゲームで言うならば、攻略対象キャラ、の立ち位置となるのです。そして、古賀ちゃんが皆を攻略していかなくちゃいけない(絶対、あの子にゃ、無理だよ……)。

 

 まぁ、攻略云々はおいておくとして……。

 

 そういう関係図な為、from tale beginsの年齢や性格がバラバラなのは、感覚として少女向けゲーム攻略対象キャラ、として作ったからです。特に年齢は、乙女ゲーム三種の神器(と勝哉が勝手に呼んでいる)、『年上』『年下』『同級生』をぶっこみました。

 

 本当は、年齢の意味はそれだけじゃあないのですが……。まぁ、それを言うと、フロムシリーズ第二部のネタバレになるので、ここでは伏せておきます(。-`ω-)

 

 でも乙女ゲームって、色んなキャラと主人公が合うように作っておきつつ、公式でメインとなるCPってのがちゃんと存在してるんですよね。

 

 わかりやすくたとえれば、『薄桜鬼』の土方さんと千鶴(主人公/ヒロイン)ですね。千鶴は他のキャラともCPとしてはバランスが取れるんですが、公式メインの推しは土方さんで、アニメも観ていた方はわかると思いますが、アニメなんかは土方さんルートのシナリオを中心軸に、全員のルートから一部ずつシーンを借りて、他のキャラの魅力も描きながら最後は土方さんENDって感じに創り込まれてるんですよ。

 

 ちゃんと公式のメインは存在する。

 でも、他のキャラとくっついてもバランスが悪くはならない。

 どのルートでもしっくりと来るように形成されている――それが、乙女ゲームの真骨頂であり、最強なところ。多分ギャルゲーやBLゲーとか、似た要素が入ってるあれこれは、この要素が必ずあると思います。

 

 なので、勝哉としても、メインの推しどころは、高島くんと古賀ちゃんなのですが、他キャラとあわせてみた時でもキュンと来るように頑張って形成した結果の配置が、今のfrom tale beginsだったりします。


 こういう裏話を聞くと、「なんか計算されてる感じがしてがっかりした」とか言われそうですが、うるせぇ! それが楽しいところなんだ! としか、作者としては叫べませんね。

 計算するのが楽しければ、しないからこそ楽しかったものもありますよ。
 
 私は小説は、物書きも読者も楽しくやれるのが一番いいと思っているので、読者の事を考えながら計算して作るのが作者にとって向いてるならそれもまた良しだし、感覚で作るのが向いてるならそれでまた良し、と思ってます。

 私個人はそこの考え二つを、半々に上手い事掛け合わせながら、楽しいものが書ければ、また良し、として作ってます。

 

 と、いうわけで、斎藤さんの裏話&from tale beginsの裏話でした~。

 from tale begins、のバンドの名前やバンドの構想自体のお話は、本編完結後にでもまた改めてやろうかな。

 

 次回、もしやるとしたら、一ちゃんターン!
 気長にお待ちください!

 

 勝哉